名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2016

競技用車いす“レーサー”

車いすランナーのトップスピードは、平地で時速30km、下り坂なら時速50kmに達すると言われています。ナゴヤドームから新瑞橋交差点までの平坦なストレートでは、このスピード感を感じられるはずです。さらにカーブや坂道もある新瑞橋交差点から瑞穂陸上競技場までは、選手のテクニックに目を見張ることになるでしょう。車いすマラソンの傑出した走りを実現する競技用車いす「レーサー」に迫ります。

1.空気抵抗
車いすマラソンでは、空気抵抗がレースの鍵を握ります。集団の先頭は大きな空気抵抗を受けますが、後に続く選手はスリップストリームで空気抵抗が減るため、先頭の選手より少ない力で走ることができ、自転車レースと同様のかけひきが必要となります。

2.フレーム
強度とともに柔軟性、軽量化が図られ、「アルミ合金」「チタン合金」「カーボンファイバー」が主流となっています。6kg台という軽いものもあります。

3.2つの車輪
後輪は八の字型に開いています。これは、タイヤ上部の幅を腰に合わせて狭め、安定性を得るためタイヤ下部の幅を広げた結果で、選手によって使いやすい幅や角度は違ってきます。

4.ホイール
「カーボンコンポジッド(炭素繊維複合)」のディスクタイプが主流のホイールは、転がり抵抗軽減のため、現在はほとんどが3輪。体格に合わせて、前輪は18〜20インチ、後輪は26〜27インチが主に使われます。